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院長ブログ

2016.11.24

長年のうつ傾向が改善

22歳の女性である。15歳にうつ病と診断されている。精神科にも受診されているが、なかなか元気になれない。10月初旬に受診された。大学4年生。生理前のうつ症状が強い。めまい、たちくらみ、疲れやすいなど。検査では貧血が指摘されているがその治療はされていない。Hb11.3であるので一般的には治療はしない。しかし、栄養療法ではフェリチンも3.6と低く治療の立派な対象になる。食事は炭水化物に偏り、たんぱく質の摂取は少ない。朝食も抜く事がしばしばある。元気が無い様子であり、以下の栄養指示をした。先ずは肉をしっかりとる事。卵、魚、豆類などもしっかりとること。不足していると思われるサプリメント:ヘム鉄、ナイアシン(ビタミンB3)ビタミンB群を処方した。また、ビタミン剤の点滴も施行。2週間後に来院。少し良くなってきたとの反応がみられた。そして、再び2週間後来院。体力的に元気になり疲れにくくなってきたと。体力がつけば精神的にも元気になる。笑顔が多くなってきた。そろそろ卒業後の就職も考えている様子。今までは卒後パートぐらいを考えていたが、正職員になる事を考え始めている。前向きに考え始めるようになっている。この間精神科の薬は変わっていない。

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